「君とは結婚しようと思っているんだ」
彼から、指輪をもらった。
複雑な気分だった。
「妻とは、まだ話し合いがついていないから今はこういう指輪だけど」
いずれ、結婚指輪を――と彼は言った。
甘い夜。
頭の一部がどこか冷めた、不思議な甘い夜。
指輪を渡したことで、なんだか機嫌よく帰っていった妻子持ちの彼。
平日の夜しにしか泊まりに来る事のない、彼――。
私、一体いつまでこんなことを続けるんだろう?
彼から指輪をもらってもやもやしてきたら
会いにきてください。
一緒に考えていきましょう!