つき合って長い彼氏が居る。 人柄は悪くないし、性格的な相性は結構合うと思っていたから 最初は「ちょっとつき合ってみる」つもりだった。 それほど、本気でつき合おうとか思っていなかった。 だって…… 彼がフリーターだったから。 パソコンが大好きな彼は 「売れるアプリを作ってVIPに稼ぐ」 が口癖で、 アルバイトもお小遣い程度。...
結婚をして五年になる。 子供もできて、大きな不満はそれほど無い。 今の夫との結婚は言ってしまえば「タイミングが合った」という感じだった。 ずっと好きだった人が結婚前に居た。 彼と恋人関係にはなれないまま……ずっと片想いのままに…… 一番好きな人とは結婚できないんだ そんな言葉と共に、今の夫と結婚をした。...
結婚をするということは、幸せになることだと思っていた。 恋愛物語の最上級のゴールは結婚であり 童話の世界もお姫様と王子様が結婚式を挙げて幕を閉じる。 最上級に、幸せなことが「結婚」なんだと思っていた。 つきあって二年近くになる彼氏と「結婚」の話が進み始めた。
いい年になってきたから……婚活を周りに執拗に勧められて まずは婚活パーティに足を踏み入れてみた。 その中で「まぁ悪くない」という人とカップリングをすることが出来た。 のが、今の彼氏。 一年前のことになる。 「結婚をしようね。○○にこれをして、○○頃には入籍をして」 彼の中ではプランがあるようだ。 いい人だとは思う。...
なんとなしに海に来た。 まだまだ海は寒々しくて 天気も微妙だったのが余計に響いたのかもしれない。 ぼっかりと胸に穴が空いて 正直、どうしていいのか解らなかった。
1年つきあっている彼が居る。 私もいい年だし、彼と結婚をするのかと思っていたのだけれど 一向にその気配がない。 あるとき、勇気を出して匂わせてみたところ 「年齢的には考えていかないといけないよね」 考えるきっかけにはなったのかとホッとはしたものの そこから特に彼からの言葉はない。...
朝、起きたら とても嫌な気分だった。 夢を見たから。 見知らぬ建物の中で たった一人でさまよっている夢だった。
つきあって一年になろうかという彼と、一緒に過ごしていたときだった。 彼のスマホが鳴って、彼が電話に出る。 スマホの向こうから、微かに女性の声が聞き取れた。 彼がこちらを見ることは無かったけれど、明らかにこちらを意識したのは見て取れた。 彼は少し席を外しながら電話を続ける。...
同棲をしている彼氏が居る。 彼が過ごしやすいように、いろんなことをしてきたつもりだ。 食事には徹底的に気を使った。 ジャンクフードは却下。 温野菜多め。 お腹にたまる、カロリー低めの栄養素の高いものを。 手抜きはしない。
SNSというのは、便利のような 不便のような…… ずっと好きな人が居る。 なかなか連絡もとれなくて、SNSで繋がるのがやっとで 流れてくるタイムラインで彼の現状を知るだけ。 今日は仕事で出張なのか。 今日は美味しそうなもの食べたんだね。 ただ、見ているだけ。 それでも、彼の状態が解るからこそ…… 彼から離れられないのかもしれない。