わたし、どうするべきなの!?

 

久々に居酒屋に立ち寄った。

 

会社と家と、日用品の買い出しというルーティンの中で

 

時々新しい風を入れるように

気分を変えるために立ち寄る、居酒屋。

 

チェーン店で店員は話しかけてこないし、カウンターがあるから1人でも気楽に飲める。

 

この日は初めて、見知らぬ男性客と盛り上がった

 

何の気なしに話しかけられて

なんとなく空気感もよくて、会話に乗って。

 

盛り上がった。

 

「次、別の店行こうよ! 俺のオススメがある」

 

二人でフラフラと外に出る。

 

 
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私は、彼は、いったいどうして……!?



7つ上の男の先輩と二人のプロジェクトを手掛けることになって。

先輩とは毎日遅くまで残業をして、
ずっと土日も返上で頑張ってきた。



一生懸命続けていたのに、道理の通らない上司が突然会議でプロジェクトを一蹴した日。


先輩の顔を見ずとも、
私と同じく間違いなく目がとがっているだろうと思った。



会議室を出た瞬間に、先輩と私は目が合った。



目で意思の疎通が出来たと感じた。


「お前、夜空いてる?」

目が座った先輩の問いかけ。

「会社裏の焼き鳥屋はどうでしょうか?」

目が座った私が答える。

先輩は表情を変えないまま、親指をただ立てた。



飲まなきゃやっていられるか!





「あんのくっそ部長ぐあああああっ!」


お酒を飲み始めて2時間を経過すると、もう二人そろって随分と壊れてきた。


「ありえねっす。ありゃあありえねっす。何ワケ解らんことほざいてるんでしょうね?」


「阿呆なのか、と。俺は阿呆なのかと言いたい!」


「阿呆なのでしょう! ええ、阿呆なのでしょう!」



会話がかみ合っているんだか、すれ違っているんだか


3時間を超え始めると、記憶も途切れ途切れで――





「でも、頑張ってましたよ。うちら、マジ、頑張ってたんで」

とか繰り返しながら、先輩の隣でふわふわと街中を歩いていたのは覚えている。

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私、彼とどうしたらいいのかしら・・・


君とは結婚しようと思っているんだ



彼から、指輪をもらった

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自分でも、もう何がしたいのか解らないよ・・・


7年つき合っていた彼氏にフラれた


28の頃からつき合いはじめた、最後の恋愛だと思っていた




結婚は目前だと思った1年目。

なんだか結婚する気があるのかと不安になった2年目。

でも、今更他を探すだなんてなかなか出来ないと思った3年目以降。


いつ。
いつ、結婚になるのだろう?

思い続けた7年目。



結婚相手じゃあないなって思ったんだ



残酷なほどに長くかかりすぎた判定


何を言っても聞いてもらえなかった彼。



――新しい女か



冷静になるとピンと来て、
もう、復縁する気も失せた一週間後


家に居てもやるせなくて、行き慣れないバーで飲んだくれて――


知らない隣の年の近そうな男性と
素性もあまり知らないままに愚痴って飲んで

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私は一体いつまで続けるんだろう…


もう、ずっと辞めなくちゃと思っていた


部長との関係がはじまったのは、3年も前になる

 

 

彼氏にフラレて、寂しくて。

そんな時に、たまたま優しくされて
心の隙間に入ってきたのが――


イケナイ関係

年齢は一回り以上も上。
奥さんはもちろん、お子さんは長男さんがもう中学生





もう、会うのはやめましょう。





そう言えばあっけなく終わるはずなのに……



抜群の体の相性と

大人の包容力



基本的には昼間は会わない関係で……

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出会いが良くなかったのかなぁ?



彼氏が出来た




彼氏?


彼氏・・・・・・?




いや、違うかもしれない




体の関係は



ある



好きだと、伝えた。


「可愛いよ」とは、言ってもらえた




7つほど年上の男の人。



連絡はまばらだけれど、時々会って





遊んで


Hをする



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ずっとこのまま私は秘密にされるの……?



彼との関係は、2年目に突入していた。


会社の上司。


信頼できる素敵な上司だった。



それが、いつの頃からか……大人の関係へと発展してーー



奥さんの愚痴は聞く

仮面夫婦だといつも寂しそうに話す




君と居ると癒される、と 言ってくれる




「今度、旅行へ行こう」



初めての二人での旅行。


「いいの?」

「家族には出張って言ってあるから」



彼の運転で、初めて旅行に出かける。

それが嬉しかった。


助手席に乗り込むと、いつも通り電源の切られたドライブレコーダーが目に入る



奥さんの愚痴は聞く。

仮面夫婦だといつも寂しそうに話す。



でも、私との関係は秘密




楽しい一時を過ごして、彼がとってくれた観光用のホテルに宿泊をすることになって。



「君は待っていて」


フロントから離れたところに立って部屋の鍵を貰う彼を待つ中で



聞こえてきた、彼の名前とは違う名字でのフロント係とのやりとり



偽名で宿泊?

なんか、ドラマみたいねと思って寂しくなる。


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ただ「美味しいね」って言いたかったんだ……


彼とは2年ほどのつき合いになる。

会うのは、いつも居酒屋か直接ホテルか……



取引先の会社の担当者だった彼。

担当が変わったのをきっかけに、連絡先の交換をして――




大人の関係になるまでにそれほどの時間はかからなかった。



コンビニで買いこんだお酒を持ち込んで
ホテルで飲みながら、彼にスマホのサイトを見せた。

「ねぇ、ねぇ。ここのピザなんだけど、最近評判らしいんだ。食べてみたいと思っているんだよね」

「ふぅん」

と、彼は優しい声でスマホを覗き込むように私に顔を寄せる。



彼のいつもつけている香水の香りが鼻をくすぐって、なんだか安心する


「いいねぇ。美味しそうだ」

「今度、食べに行こうかと思っているんだよね」


私が言うと、彼は目を細めて笑った。

「相変わらず、食べ歩きが好きだなぁ。色々知っているもんなぁ」





そんな会話を交わしたのは、木曜日の夜。



土曜日に、私はピザの店に赴いた。


予約が出来ないお店で、店に行くと列が出来ていた。

さすが人気店。
仕方ない。

一人で並んでいると、目の前に並んでいる女子大生らしき三人組が、楽しそうに話をしている。

「なんのピザにする?」
「え? これ意外と安くない?」
「店の中とか、結構可愛くない? インスタ映えしそうだし」

会話がかみ合っているのかかみ合っていないのか。
自由に発言している感じが面白かった。


私の後ろには男女のカップルが並んだ。


このピザとこのピザが賞とったやつなんだよ
と、彼女らしき女性。
「じゃ、一枚ずつ頼んで一緒に食べようか
と、彼氏らしき男性。



いいなぁ。
一人じゃさすがに一枚しか食べられないよ……


いいや。
また、来よう。



ずいぶん並んで、ようやくピザにありつけた。

「おいしそう」

スマホで写真を撮影する。


 

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気になっていた人だったから……

 

 


会社で飲み会があった。


とても優しくて、面倒みもよくて、頼りがいのある直属の先輩。



既婚者の先輩



素敵だとは思っていたけれど、既婚者だからとかかっていたブレーキ。


会社の飲み会の後、酔っていた私は二次会に先輩を誘った


二人きりの二次会で語ったのは

課長の方針。
仕事のやり方。
仕事に対するスタンス。

そして、エクセルの小技。


途中から記憶が飛び飛びで、


お互い泥酔状態になりながらも家まで送ってくれた先輩を、




部屋に上げた




スッキリしない朝の目覚め。

 

 

 

 

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私、これからどうしていったらいいんだろう……


はじまったのは、もう一年も前のこと。




彼のことは好き



親には到底話せない、恋
友達には止められている、恋



土日は連絡出来ない、彼


会うのはいつも夜だけ……。

 

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出会った彼のことを信頼していいのかしら……

 


彼氏居ない歴が片手の指の数を超えた


彼氏の作り方は一体どんなものだったのかと思うほど、もう、ずっと居ない。


暇な休みの日に、ネットを見ていると……目に付いた


恋活サイト


何? 出会い系?


そんなことを思いながらも、女性無料の登録につい登録してしまった。
適当なプロフィールを書いて……


思いのほか、早く連絡が来た。


サイトを通じてメールのやりとりをして、会うことになった。


不安だった私は、家から電車で少し離れた場所を待ち合わせに指定した。

彼の情報からして、彼の住んでいるところから車を飛ばして三時間ほどかかる待ち合わせ場所には、ひょっとしたら来ないと思っていた。
 

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彼とこのまま続けていいのかしら……


同棲している彼氏とそろそろ一年が経過する



親にはまだ、会わせていない。

一人暮らしをするという話で家を出てきて、適当にはぐらかしている。



だって、彼とは




秘密の関係だから……




彼には、奥さんと子供が居る

同棲をはじめる時に彼は「妻とは離婚する」と、家を出てきた。



それが、離婚しないまま……ズルズルと一年が経過している。

私に隠れて、こっそり奥さんやお子さんに会いに行っているのもこの間知った
 

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ただ恋をしたいだけなのか……それとも、私……

 

 

 

 

結婚をして五年になる。

子供もできて、大きな不満はそれほど無い。


今の夫との結婚は言ってしまえば「タイミングが合った」という感じだった。

 

ずっと好きだった人が結婚前に居た
 

彼と恋人関係にはなれないまま……ずっと片想いのままに……

 

一番好きな人とは結婚できないんだ

 

 

そんな言葉と共に、今の夫と結婚をした。


割り切ったつもりでも、どこか消せない大好きだった彼への連絡先はずっと携帯に残っていた


子供も幼稚園に行きはじめた頃……

 

ふと、手が空いて一人になった時間に……自分の衝動が抑えられなくて

 

 

 

つい

残されていた彼の連絡先に

 

メールを打った


 

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彼は私のことを……

 

 

 

微妙な彼が居る


付き合っているのかと言われると、そういった口約束はまだ無い

 

 

彼とは平日の夜に時々飲みに出かける

 

 

彼との待ち合わせ。

彼を待ちながら、ぼんやりと暇つぶしにスマホでサイトを閲覧していた。

 

 

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日常の隣に、非日常があって……私、私……

 

 


仕事で取引先へ足を運んだ。


担当してくれる社員の男性は、とても気さくで感じの良い方で


とっても気さくで話しやすくて。
素敵な人だとは思っていた


左手の薬指に光る指輪を見て、結婚をされていることは知っていた




彼はどんな風に女性を口説くのかしら?
彼とデートしたらどんな風なのかしら?



そんな妄想を一度もしなかったと言われたら、嘘になる


素敵だと思っていたけれど、それだけ。



それが……



途中から、彼の態度がなんとなくおかしいなとは感じていた。
なんだか、そわそわしているように感じたのは事実。


それから、二人になったエレベーターでふと



今度、食事に行きませんか?



なんだか丁寧な誘い方が
突然前フリも無く急に言われたその言葉が






なんかリアルで。





素敵だと思っていた。
食事に行きたいなぁなんて考えてもいた。


けれど……


それは、違った世界へ足を踏み入れてしまいそうで。


歩いている日常から、どこか転落してしまいそうで……
 
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危険な恋にはまりそうで……

 



会社の上司が素敵だなと思っていた

一回りほど離れているけれど、お洒落で、少し渋くて


優しくて



本当に、素敵だなぁと……思っていた。


結婚されていることも知っているし、中学生になるお子さんが居ることも知っている

なんだかんだ、ご家族とも仲良くされていることも聞いていて

そんなところも、「素敵だなぁ」なんて思っていた。



会社の飲み会があって、居酒屋で盛り上がって。

店を出てみんなが帰ろうというときに、上司の彼がこそりと私に声をかけてきた。



ちょっとバーでも行くか?



こっそり声をかけられた特別感がなんだか嬉しくて二つ返事で「行きます♪」と答えた




連れられたのは、照明も暗いおしゃれなバーで。

 

 

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今は確かに心地いいんだけど……

 


彼との関係は、半年ほど前からはじまった


一年ほど前に、私が居る支店に単身赴任で転勤してきた。

十近く年の離れた彼だったけれど、直属であるということと、大学が同じだということで親近感も手伝い
何かと支店で解らないことは質問をされ、答えているうちに親密になって……


気がついたら、関係がはじまっていた

 

子供ももう下の子が中学生にあがったとかで、
「毎週帰っても面倒がられるんだ」
という彼は、月に一度から二度、家に帰るだけで……


会社の寮ではなく借り上げ社宅ということもあって、土日だというのに彼との日程さえ合えば


彼の単身赴任先の家で
一人掛けのソファに腰掛けて、ぼんやりとテレビを見ることが出来る。

 

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休みの日には会えない彼を、つい考えてしまうの……

 

 

 

 


窓辺から外を見ると、やけに晴れた空が見えた。

 

 


晴れた休みの日は嫌いだ

 

 

 

彼は家族と楽しく出かけているんじゃないか、なんてことを考えてしまうから

 

 

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イルミネーションを一人で見るのは辛いよ……

 

 

 

 

冬は、空気が澄んでいるからなのか……

 

夜景が綺麗に見える。

 

そのせいなのか……

 

イルミネーションが多い気がして……

 

 

 

冬のイルミネーションは、嫌いだ

 

 


イベントが多い時期

 

家族と過ごすことも多い時期

 

 


だから、彼には会えない時期……

 

 

 


一人で見るイルミネーションは

 

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会話が弾むことが嬉しかったの……

 

 

 

 

バタバタと子供と夫を送り出して、洗濯、掃除、

 

家の中の植物に水をやり、なんだかちょっと元気がないわね。

寒いからかしら? なんてことを考える。

 

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秘めた恋をしている私は……

 

 

 


帰宅すると、家の中は既に電気が消えていた。

 

『今日は会社の人と飲んで遅くなるから』

そう言ってあったから、主人は夕飯もどこかで済ませて今は寝室で寝ているのだろうと思う。

キッチンに立ち寄って、水を一杯飲んだ。

 

主人に不満はない。

 

真面目な人だし
私のこともそれなりに大切にしてくれているし
こうやって遅くなっても、連絡さえ入れておけば問題なく受け入れてくれる。


私を気遣って保温状態のまま置かれているお風呂に入って

寝室に入ると、気持ちよく寝ている主人の寝顔。
いびきと寝息の中間の様な一定したリズムの音が聞こえる。

 

主人に不満はない

 

 

 

 

けれど、トキメキもない

 

 

 


主人の寝顔の隣で、スマホを取り出して、SNSのメッセンジャーを開いた。
今日一緒に時間を過ごした少し年上の会社の先輩にメッセージを送る。

『今日はありがとうございます。次の打ち合わせはいつぐらいを想定されていますか?』

奥さんに見られても怪しまれないように、仕事のような表現のメッセージを送る。
送ってから、メッセージのやりとりの履歴を消した。


既婚者の彼との関係がはじまったのは二ヶ月ほど前。


お互いに、言葉もなくはじまってしまった関係……


まだ、「好き」と言われたことはない。

「好きだ」と言われたことが無いから、私も言わないでいる。

 

主人の一定したリズムの寝息を聞きながら、私はスマートフォンを充電器に刺した。

ベッドに滑り込む前に、もう一度主人を見た。

 

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いつから、こんな関係になったんだろう…

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