会社が長期休みに突入したので 目的もなくフラフラと話題のケーキ屋に足を運んで舌鼓を打った後 中学だかの頃によく足を運んだ図書館が近くにあることを思い出し ふらりと立ち寄った。
結婚式の案内が届いた。 大学時代のに仲良くしていた中の一人で、時々連絡をとっていた子でもあった。 共通の友達は就職を機に県外へ行ってしまったことと、どうしても日程が合わないとかで 「来てくれると嬉しいんだけど、他には知り合いがいないからと思って」 気遣ってくれた友達に、「祝い事だから行くよ」と、参加の意思を伝えた。
「あいつ、結婚決まったよ」 男友達の話で、めまいを感じた。 「え? 聞いてないの?」 仲良くしてたんじゃないの? と、重ねて言われる。 仲良くしていたつもりだ。 微妙な関係でもあったと思う。 ここ最近彼女が出来たことは知っていた。 前の彼女のことも知っているし、また距離を置く時期が来たのかと思った。 彼のことは気になる存在ではあったし……...
一年ほど付き合った彼との、 なんてことのない喧嘩だった。 いつもの喧嘩だと思った。 単なる痴話喧嘩だと思った。 デート途中に立寄った喫茶店で、ちょっとした会話のすれ違いから起こった 単なる痴話喧嘩だと思ったのに…… 「あのさ。もう、ダメだわ」 急に、彼が言い出した。 「もう、やっぱりお前とはやっていけない。考えてたけど、俺たち合わないよ」...
バタバタと子供と夫を送り出して、洗濯、掃除、 家の中の植物に水をやり、なんだかちょっと元気がないわね。 寒いからかしら? なんてことを考える。
休みの日に郵便局に用事があって いつもであれば職場の近くの郵便局で済ませてしまうのだけれど、 久しぶりに家から郵便局に出向いた。 なんとなく裏通りを通って帰ろうというときに、何年も立ち寄っていなかった公園にさしかかった。 昔と変わらない遊具が置かれていて