休みの日を一人で過ごすようになって、一体どれだけの年月が流れたことだろう。
梅の花が見頃らしい。
そんなニュースを見かけて、暇な休みにフラフラと梅の花を探しに歩いてみた。
花を愛でる。
そんなゆとりは今まで無かったし、
そんな気分にもなったことが無かったのに……。
ブラブラ歩きながらスマホで調べてみると
花見といえばサクラになったのは江戸時代以降で、奈良時代は梅の花を愛でる文化だったことを知る。
ふぅん。
近所の公園で、梅の花を見つけた。
あら。
こんなところにも梅があったんだね、と。
(撮影:比良井しほり 撮影機材:COOLPIX S500)
スマホで更に調べてみると、梅の花の花言葉が出てきた。
「高潔」「忠実」「忍耐」
気高く、そして誠実な……そんな花なのねぇ。
なんだか慎ましい女性を彷彿とさせる花言葉に思えた。
奈良時代は、慎ましく美しい女性を囲んで愛でていたのね……なんてことをふと考えた。
更にスマホを見ていると、白梅にはまた違った花言葉があることを見つけた。
「気品」
気品――。
ふと、自分の格好に気がついた。
休みの日の誰とも出会う予定の無いラフすぎる格好。
思いつきで出掛けたすっぴんと、帽子で隠したボサボサの髪。
そういうところなのかしら。
なんだかもやもやしてきたら
会いにきてください。
一緒に考えていきましょう!