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出会った彼のことを信頼していいのかしら……

 


彼氏居ない歴が片手の指の数を超えた


彼氏の作り方は一体どんなものだったのかと思うほど、もう、ずっと居ない。


暇な休みの日に、ネットを見ていると……目に付いた


恋活サイト


何? 出会い系?


そんなことを思いながらも、女性無料の登録につい登録してしまった。
適当なプロフィールを書いて……


思いのほか、早く連絡が来た。


サイトを通じてメールのやりとりをして、会うことになった。


不安だった私は、家から電車で少し離れた場所を待ち合わせに指定した。

彼の情報からして、彼の住んでいるところから車を飛ばして三時間ほどかかる待ち合わせ場所には、ひょっとしたら来ないと思っていた。
 

(撮影:比良井しほり 撮影機材:sensor 505D)

 


会った彼は意外にも真面目そうに見えて、出会い系に登録しているようには到底見えない普通の人だった。



素敵な人で良かった



彼は私に会うなり、そんなことを言ってはにかんだ笑顔を見せた


適当な社交辞令だ。


そう思いながらも、言われ慣れない言葉がどこか刺さったのは感じた

近くの店で食事をして、他愛もない会話をして……案外と緊張して深く突っ込んで話すことが出来なかった。



それから、なんだか盛り上がって……

流れなのか

それとも
「素敵な人で良かった」という彼の言葉が効いてしまっていたのか


肌を重ねて――


「また、会おうね」


そんな別れ際の彼の言葉に頷いたものの……





これって、いいの!?




なんだかもやもやしてきたら



会いにきてください


一緒に考えていきましょう。