会社の後輩にコンパに誘われた。
「人数が足らなくて、先輩もし良かったら……なんですけど」
とても気遣った誘い方をしてもらって、
コンパに行くのも何年かぶりすぎて、断ろうかとも思ったのだけれど
先日友達に
『彼氏がほしいなら動かなくちゃダメ。何年居ないと思っているの?』
と、言われた言葉が頭をかすめて
「その日なら空いているよ」
と、承諾した。
消して、後輩と仲が悪いわけでもないけれど
いくつか離れてしまうと、お互い妙な気を遣うという感じになっている。
いくつか離れてしまうと、お互い妙な気を遣うという感じになっている。
楽しみなのかと言われると、なんだか面倒なのかもしれないなぁなんて思っていたコンパ当日は
結構盛り上がった。
男性陣が営業職ということもあったのか、ガンガンと盛り上げてくれて
私の隣に座った男性は、何かとスマートに私を気遣ってくれて
2次会のカラオケへの移動途中に、そっと私に近づいて
2次会のカラオケへの移動途中に、そっと私に近づいて
「LINE交換しよ」
さりげなく訊かれたのがまたなんだか「特別感」があって
帰宅した時に彼からすぐにメッセージが来た。
『一目見た時から、なんかいいなって思っちゃったんだ。また会おうよ』
――彼との関係がはじまった。
何年ぶりかに出来た彼氏。
もういい年だし、結婚も考えて……
たまたま給湯室で後輩と二人になった時だった。
「そうだ、先輩にまだ言ってなかった。あのコンパ覚えてます?」
彼と出会ったコンパ。
思い返すともう三か月近くはたっているだろうか。
「うん」
とだけ返事をした。
彼の事は後輩には言ってない。
後輩の方から話が無ければ『先輩が一人でガッツいた』みたいになったらなんだか嫌だしと思って。
彼の事は後輩には言ってない。
後輩の方から話が無ければ『先輩が一人でガッツいた』みたいになったらなんだか嫌だしと思って。
「あのマルくんって覚えてます?」
コンパ中、顔も体も丸い事から『マルくん』とほかの男性陣にも弄られて、ずっとマル君と呼ばれていた男の人が居た。
「あのマルくん以外全員既婚者だったらしいですよ。マルくんが先輩に言われて断れなかったって」
マルくん以外?
――じゃあ、彼は!?
「でも、まぁ誰も変な事にはならなかったみたいだし、盛り上がったからいいですよね?」
――変な事?
私……私だけ……!?
――彼は!?
私、どうしたらいいの!?
もやもやしてきたら
会いに来てください。
一緒に考えていきましょう!